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図 面 の 「 標 準 化 」

CAD導入の時、どうしたら早く図面が作成出来るのかと思うばかりでなかなかうまくいかないばかりか、手書きより早く書くのも困難です。

パラメトリックを利用し数値を入力または変更すればすぐに図面が書けると思われていました。

しかし、それだけで図面が完成することは滅多にありません。

手書きと同様、CADのコマンドを使って書かなければならないことの方が多いようです。

CAD導入が失敗に終わるのは、図面の「標準化」が出来ないからだと言えます。

また、CADは「標準化」で書こうと考えた場合、手書きより「標準化」がやり易くなります。

当社が“図面の「標準化」 にこだわるのは、“図面の再活用による作業時間の短縮” “図面管理のし易いさ” につながるからです。

“図面の「標準化」”を生かす為には、次の3点をしっかり身に付けることが重要ポイントです。


1.コピー&ペーストの多用

2.キーボードを主とし、アイコンを従とした使い方をする

3.新規に作成せずに修正の作業だけをする

(例えば、「時間に余裕のある時にデータを作成すればよい」と言われる方もいると思いますが、それは無駄です。かえって統一化{(注)*1}の無い図面が出来るだけです。 それよりもこの「小構造物部品集」や「ファイル集」を修正して部品を増やしていくことです。無駄なことを覚えずに、早く修正の作業を覚えることが出来ます。)

 この3点は、図面を「標準化」するというだけでなく、ミスを少なくする方法でもあります。

これにより、よく使うコマンドが決まり、早く作図する為の方法も身に付いてきます。

「標準化」の基本として、文字・線種・コマンドは標準についているものを出来るだけ使用することで、

他社とのやり取りやバージョンアップに対応させ易くなります。

「標準化」せずに見た目がきれいなだけの図面では、後の図面作成のとき再活用しづらいので、経済性にも効率性にも欠けます。

「標準化」を目指すには、社色・個人色を出さずに全体の統一化を図ることが大切です。

また、測量・平面・縦横断・一般図・構造図・配筋図・計画平面・プレゼンを一体化した“CALS”の手法にかかせないものとなります。

注)*1
1.文字 --- 高さ、字体(幅係数・傾斜角度等), 2.寸法 --- 矢印(形・大きさ)、設定(寸法線・寸法補助線・寸法値等), 3.画層 --- 名前、色、線種 4.縮尺の考え方, 5.その他 --- ペーパー空間、外部参照、属性等 の使用

 

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